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LEDストリップ最大の敵——熱とその対策

Jul 24, 2026

熱はLEDテープの“静かな殺し屋”です。高品質なLEDであっても、過熱すると劣化が加速します。長寿命な設置を実現するには、熱管理を正しく理解することが不可欠です。

なぜ熱がLEDを損なうのか

LEDは電気を光に変換しますが、その変換効率は完全ではありません。入力電力の20~40%のみが光となり、残りは熱として放出されます。適切な放熱が行われないと、この熱は以下のような悪影響を及ぼします:

・蛍光体の劣化 → 色調の変化(白色が黄色や青みがかった色に変わる)

・光出力の低下 → 明るさが永久的に減少

・寿命の短縮 → 動作温度を10℃超えるごとに、LEDの寿命は半分になります

・粘着剤の強度低下 → テープが剥がれ落ちる

・はんだ接合部の溶融 → 接触不良を引き起こす

10℃ルール

接合部温度が10°C上昇するごとに、LEDの寿命は約半分になります。25°Cで5万時間の寿命とされるストリップは、35°Cでは2万5千時間、45°Cでは1万2,500時間しか持たない可能性があります。そのため、熱管理は極めて重要です。

熱の発生源

・高電力タイプのストリップ――10W/mを超えるものは、著しい熱を発生させます

・放熱不良――木材、石膏ボード、プラスチックなどに直接取り付けると、熱がこもりやすくなります

・密閉空間――空気の流れがなく、熱が逃げにくくなります

・過負荷駆動――定格消費電力を超えて使用すること

・長尺連続配線――ストリップ全体に熱が蓄積します

熱対策の方法

1. アルミニウム製プロファイルの使用

アルミニウムはストリップから熱を吸収し、周囲の空気中に放散します。ストリップの消費電力に応じて、十分な深さのあるプロファイルを選んでください。

2. 換気を確保する

ストリップとドライバーの周りに空気の通り道(エアギャップ)を確保してください。通気性のない密閉状態でストリップを設置しないでください。

3. 過負荷運転を避ける

ストリップの消費電力(ワット数)に対応した定格のドライバーを使用し、それを上回らないようにしてください。調光(ディミング)も発熱を抑える効果があります。

4. 12Vより24Vを推奨

同一の消費電力(ワット数)の場合、24V仕様のストリップは12V仕様に比べて電流が半分になるため、発熱量が少なくなります。

5. 放熱性の高い素材に取り付ける

アルミニウムや鋼板などの金属表面は、木材やプラスチックよりも放熱性能が優れています。

過熱の兆候

・変色——シリコン被覆の黄変や褐変

・接着不良 – 剥がれや膨れ

・色調の変化 – 白いストリップが黄変または青みを帯びる

・輝度低下 – 時間とともに明るさが明らかに減少

・目立つ暗斑 – LEDの焼損または損傷

用途別熱対策

用途別推奨

キャビネット下(木製面):5W/m用にアルミニウム製プロファイル必須

コーブ天井:プロファイル+換気用エアギャップ

クローゼット内:プロファイル必須。通気のため隙間を確保

屋外(直射日光下):UV耐性プロファイルを使用。可能であれば日陰を確保

密閉型ディスプレイケース プロファイル+10W/mの場合、アクティブ冷却対応

まとめ

LEDストリップの寿命を確保するには熱管理が不可欠です。アルミニウムプロファイルの使用、十分な換気の確保、および過剰駆動の回避が重要です。適切に冷却されたストリップは、定格寿命の間、明るさと色味を維持します。当社のアルミニウムプロファイルおよび熱管理用アクセサリー製品ラインナップをご確認ください。ご要望の設置環境に応じたアドバイスが必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。

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